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太宰府天満宮 境内美術館

Posted on | 11月 15, 2017 | No Comments

  
雨が降ったわけでも打ち水をしたわけでもないのに、カメラの故障か、光のいたずらか、境内の手前に虹が。

境内の中を覗くと、丸い金属の塊。

  
強力な磁石と、それを覆うように集まった金属片。

really shiny stuff that doesn’t mean anything

本当にキラキラするけれどなんの意味もないもの

  
直訳すぎて意味がわからなかったのですが、調べてみると
「本当の力は目には見えない」

という一文が。
目に見えない磁石が神で、それを祀る神社や、儀式なんかが金属かな、と。

目に見えないものを可視化するためのもの。

それは本質ではないにしろ、無い〔目には見えない〕ものを有ろうものとする信仰心を表現してい

るのかと思いました。
他にも色々な考えが浮かびまるで禅問答でしたが。

アートというのは見て美しいというのも大事だけれど、何故?という問いかけが大事で、作品について考えるという行為、その時間を生み出すことが本質なんですよね。

芸術に参加しているというか。

ただ芸術はこの作品でいう金属の部分で、本質である磁石は、今のこの世の中のあり方や、生活していく中での身近な事だったりするわけです。

そこに新しい価値観や未来を切り開く気づきを与えてくれる。

僕が最近感じるのは、個々の本来持つ美しさ、その人がコンプレックスと思っている部分の魅力。

それをどういう風に伝えるか。

大きなヒントになった気がします。
蒲原 弘典

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