APARTMENT HOTEL SHINJUKU
Posted on | 6月 24, 2015 | No Comments
初日に泊まったAPARTMENT HOTEL SHINJYUKU
古物をシンプルに配置した空間
年代物の椅子やランプにテーブル。普段年代ものが多く集まる美容室で働いてるだけに大きな感動はないものの
いわゆるビジネスホテルの風合いのないこざっぱりした寂しげな空間ではなく妙に落ち着く。
この部屋以外にもコンセプトに沿ったいくつかの部屋が用意されているらしく
ロココ調というかロリータっぽい(甘過ぎないゴシックな雰囲気の)部屋もあるらしく
なにやら甘美な夢がみれそうなので(丸尾末広もしくは古谷兎丸的な)
次回はそちらに宿泊してみようと思う。
受付時間外にしかホテルに滞在しなかったためどういった方が働いてるのかいまいちよくわからず。
片目に眼帯をした不気味な笑い声の髪の長い巻き髪ぎみのくせ毛の中年男性だったりするのかな。
とおもっていたら。
さわやかな男性があいさつにきてくれました。
胸毛にドキドキしましたが。
このホテルに泊まったおかげで香港人の友人ができました。
彼は(お互い拙い英語での会話のためどこまでお互いのことを伝え合えてるかわかりませんが)携帯電話の部品かなんかをつくっているらしく日本が好きで沖縄や北海道に旅行に来たこともあって、今回は東京に漫画のNARUTOの展示を見に来たらしい。
ちなみに日本語は「大丈夫!」しか話せません。
彼とは一緒に新宿歌舞伎町ゴールデン街に行き、雨の中肩を組み互いの国のポップミュージックをびしょ濡れで歌いながら帰路に着くという素晴らしい体験を。
それはもう楽しくて。
ゴールデン街の若いお姉さんが
「ここは金持ちも貧乏人もゲイやトランスジェンダー(性同一性障害)だっていろんな人が生きていくうえでそれぞれに居場所があって、日本で最も都会で、最も懐の広い街なんですよ」
みたいなことを言っていた。
大好きになった。
人それぞれ方向性があることを許容できるというのは人口の多い都会だからなんだろうな。
もちろん田舎や福岡のような準都会も大好きだし住みやすいからそれぞれの良さがあって。
それぞれの良さがあるし、日本は狭いからどこにだっていきやすい。
世界もどんどん狭くなっていっているから、居場所をみつけやすくなっているのかも。
なんて話を香港人の彼にしたら「だいじょぶ!!」しか言わないから言語の壁は大きいです。
蒲原 弘典
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